箱書きと起承転結

 魅力的な物語を書きたい。

 だから、参考にする物語がどのように書かれているかを参考にしたい。

 けれど、参考にした物語は様々な要素があるから把握するのが難しい、と思ったことはありませんか?

 そんなときは箱書きと起承転結を用いて物語を削ぎ落してみましょう。

 物語には様々な要素があるため把握しづらいことも多いので、まずは削ぎ落してみると、把握しやすくなります。

 

 そのためには「箱書き」を用いて「起承転結」を4コマみたいにして分解してみましょう。

箱書き

 『箱書き』というのは小説よりも映画の脚本などでよく使われる技法です。

 脚本のそれぞれのシーンごとに、『いつ』『どこで』『誰が』『何を』『なぜ』『どうやって』を記載して、それぞれのシーンを把握するために使います。

 起承転結を使った作品の分解に少しだけ使うので、箱書きの概念を説明しました。

箱書きと起承転結

 起承転結を使った分解を行う際、箱書きのイメージを用いて、起承転結をそれぞれの4つのコマのように考えます。 

 そのコマの上からそれぞれ起承転結をあてはめていきます。

 起承転結をコマに当てはめる際、それぞれ、分解するものを1~2文にまで要約しましょう。

 基本的に情報は削っていくと、最後に1~2文にまで削ることができます。

 なので1~2文までに削り要約したソレが、その部分の要点なのです。

 様々なものが、たくさんある状態なので物語は把握しづらい状態なので、1~2文まで要約してしまうことで、あとは「要約してる状態から何を足して作られたのか」を把握しやすくなります。

 また、1~2文にしたほうがあとで換骨奪胎する際に思い出しやすくなり、加えて、類似したものを見つける際にやりやすくなります。

 例としてドラえもんを起承転結で分解してみると。

起:ジャイアンにやられたのび太君がドラえもんに泣きつく

承:ドラえもんの道具で、ジャイアン達をこらしめる。

転:のび太が調子に乗り、秘密道具を悪用する。

結:のび太が痛い目に遭う

と言う流れになります。

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