創作における換骨奪胎の意味

 こんにちは、今回のテーマは「換骨奪胎」です。

今回のテーマ

・創作における換骨奪胎の意味

・著作権とか大丈夫なのか

・オリジナリティをだしたい

 換骨奪胎とは創作において、他の人の作品の発想や形式を用いて、新たに自分の作品を作ることを言います。

 そして、換骨奪胎を用いれば、簡単に面白い物語を作ることができます。

 なぜなら、他作品の「話の筋」や「面白いポイント」を抑えて、その部分を抜き出して創作するので、ある程度の面白さを確保することができるからです。

 実際に10年以上、創作の仕方がわからずに苦しんだ私ですが、この方法に目覚めてからは簡単に書けるようになりました。

 「話の筋」を抜き出すと言っても、それではただの模倣になるのではないか?と心配になる方もいるかもしれません。

 しかし、この記事を読めば、模倣になる心配もないということがわかります。

創作における換骨奪胎の意味

換骨奪胎とは『他の作品の「面白いポイント」だけを抜き出して』、他の部分を変えてしまうことです。

 なので、換骨奪胎をするには「面白いポイント」を見抜かなければなりません。

 例えば「ロミオとデュリエット」は「恋愛劇」ですが、面白いポイントは「二人の恋愛が成就しない障害がある」ことです。

 なので、面白いポイントを見極める必要があります。

著作権とか大丈夫なのか

 換骨奪胎する対象を何一つ改変せずにそのまま載せたり、固有名詞だけ変えたものを乗せた場合は著作権違反となる可能性は高い。

 著作権とは創作に置いて「思想や感情を表現したもの」が対象となるため、その前段階である「アイディア」や「話の筋」は対象となりません。

 ロミオとデュリエットを丸々コピーして乗せた場合は「著作権違反」となるが、「若い男女が恋をしたが、二人の家が障害になっており、恋を容易く成就することができない」というアイディアから物語を作る場合は著作権違反にはなりえません。

 どちらも「話の筋」は同じでと思われる方もいるでしょう。

 しかし、たとえば、「中世」ではなく「大企業Aの息子と大企業Bの娘が恋をしているが、二つの企業はライバル会社なので、容易く恋愛を成就することができない」と「現在」にすれば、「まったく違う話」として扱われるのです。

 「話の筋」は同じであっても「中身が違えば」、その物語は著作権的には別物なのです。

 なので、アイディアや話の筋を換骨奪胎すれば、著作権の違反にはなりません。

オリジナリティをだしたい

 換骨奪胎をするとオリジナリティが損なわれるどころか、むしろ、オリジナリティを出すことが簡単になります。

 オリジナリティとは「対象の独自の部分」のことを差します。

 しかし、全部が全部オリジナルの要素にすると、独自の部分が多すぎて逆わかりづらくなります。

 例えば味噌汁を作る際に、ドレッシングやソースなどの調味料を全部いれると、逆に味がわからるのです。

 一方で、味噌の種類を変えれば「味噌汁」の中でもそれぞれと違う風味や味などをだすことができます。

 この「同じ分類」の中でも、「違う部分」こそがオリジナリティとなるのです。

 料理と創作は違う、と思う人もいるかもしれません。

 しかし、「分類できる」という意味では似ております。

 先ほどの例えであげたものは「料理の種類のなかの『お味噌汁』」ですが、これを捜索にすると『その創作の話の筋』はそれぞれ分類することができるのです。

 なので、きちんと「分類された」ほうが「分類の中でも独自の部分」を出しやすいため、換骨奪胎で「話の筋」に沿って作ったほうがオリジナリティは出しやすいです。

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